DJ SOULJAH (ソルジャー)

PROFILE (自己紹介)
NYを拠点に世界各地でのクラブプレイはもちろん、各種ミックスCD/DVDの精力的なリリースにより、音楽業界でも一目置かれる「サムライDJ」。

その求道者のようなストイックなまでの探究心と、幅広い音楽知識とスキルから、あの生きる伝説のDJキッド カプリが認めツアーへと同行させ、スウィズ・ビーツを始めとする世界でもトップクラスのプロデューサーから直々に"本物"っとのお墨付きを得ている、そしてジェイ-Z, カニエ・ウエストのプロデューサーで知られるジャスト・ブレイズをして「俺が知ってる中でも最強の日本人DJだ」っと言わしめた程の実力者。

世界のヒップホップ・ファンのバイブル的雑誌『THE SOURCE』誌において日本人としては初めて「リアル・ヒップホップ」と称され2回に渡り紹介されるという栄誉にも輝く。

これまで、エミネム主宰のラジオ番組「SHADE45」で日本人初となるゲストDJを務めた他、マンハッタン最大級のクラブ=AVALONでの毎週土曜日のレジデントDJ、またグラミー受賞アーティストのジョン・レジェンドやあの宇多田ヒカルのプロデュースで知られるスーパー・プロデューサーティンバランドを始めとするセレブのバースデー・パーティーのDJ等を歴任。50セント率いるG-ユニットを始め、ニーヨキーシャ・コールバスタ・ライムス等のスターが集結し、1万人以上の観客を動員したスタジアム級コンサートでもプレイ、音にはうるさく耳の肥えたNYのオーディエンスを唸らせただけでなく、アメリカの主要イベントWorld Music Conference(マイアミ), アメリカで一番の人気と歴史あるバスケット ボールコンファレンスCIAAのイベントへの参加、ラキムスリック・リックビズ・マーキーなど、誰もが認めるヒップホップ・アイコン達との共演経歴を持つ。さらに、ファッション業界からの熱いラブコールを受け、Adidas, Puma, Nikeなどの大手企業イベントから、2009-2010年のNYファッション・ウィークにてトライベッカで行なわれたシュウ・ウエムラのファッション・ショーのDJとして抜擢されるなど、クラブからセレブ系イベント、そしてファッション・シーンまで、全包囲的な活躍ぶりを見せている。

日本国内においても全国津々浦々30箇所以上を回り、これまでに「サムライDJ」の凱旋帰国を待ちわびた延べ3万人を超える熱心なファンが訪れ、本物のセンスとテクニックで完全に魅了している。

また、ありとあらゆるクラウドやフロアの雰囲気を確実に嗅ぎ取りそのプレイに落とし込むというその卓越したスキルを見込まれ、絶対に失敗は許されない、盛り上げ必至な「こけら落とし」的イベントの頼みの綱としてのブッキングが相次ぐことから、V.I.B.=Very Important Banger(NYのスラングで、様々な祝い事、パーティー、ナイトクラブで派手に目立ってる重要人物のこと)やAlpha Dog(群れのリーダー)などの異名も持つ。  

2009-10年にはマンハッタン・レコーズからミックスCD『THE EXCLUSIVES HIP HOPHITS 2』と『THE EXCLUSIVES HIP HOP HITS 3』をリリース。鋭い時代感覚に裏付けられたその確かな選曲センスを披露するだけでなく、本企画のためだけにヒップホップ界の最重要人物であるKRS・ワンを引っ張り出しプロデュースするという離れ業をやってのけ、彼のUSでの揺るぎない人脈と、新世代だけでなく先人達にも通用するホンモノのスキルをしかと見せつけた。
同CDは発売直後にオリコンのインディーズチャートで初登場3位という快記録を打ち立てている。ちなみに本曲はKRS-ワンのライブでも堂々のルーティーン・セット入りを果たし、ヒップホップ史上に残る最重要トラックスと横並びでパフォームされるという、日本人の手で制作されたトラックとしては過去に類を見ない程の快挙を成し遂げている。

また、プロデュース・チーム=CUT CREATOR$としての活躍も目覚ましく、オフィシャル・ミックスCDや前述のKRS・ワンを始め、Jay'ed、シュガー・ソウル、エイドリアナ・エヴァンス、マイクロフォン・ペイジャー等のプロデュース業も手掛けている。 さらにはトレンドの一歩先をひた走る彼のアンテナは音楽シーンのみに留まらず、ストリート・ファッション・シーンにおいてもその先見性を余すところなく見せつけており、プライムカッツ名義でNYでも話題騒然となったスタイリッシュな洋服デザイン を展開中。これまでにStussyやMasterpieceとのコラボレーション・アイテムを次々にプロデュース中、DJだけでなくトレンド・セッターとしての嗅覚も非常に高く評価されている。 八面六臂の快進撃が止まらないDJソルジャー、その多彩な活躍ぶりの最新情報は公式サイト にてチェック!

Text by 渡辺深雪 / Miyuki W. Myrthil 

RADIO (ラジオ)
FM NORTHWAVE 82.5 北海道- URBAN HYPE- 毎週金曜日 PM19:00 ̄PM22:00
SIRIUS RADIO "SHADE 45" Sun (Guest DJ's)

WORK / COLLABORATION (仕事/競演)
<レコード会社l>

Sony / Columbia Music Official DVD
Bad Boy Official DVD
Warner Brothers Official DVD

<アーティスト>

KRS-One
Adriana Evans
Jay'ed
Sugar Soul
Microphone Pager
Young Jeezy
The Game
Flo Rida
Styles P
Sheek Louch
David Banner
Slim (of 112)
O'Neal Mcknight
Smif N Wessun
Camp Lo
Ski Beatz
Rsonist

<Dj's>

DJ Kid Capri
DJ Technician (No Kid'N / D-Block)
DJ Willy Chin (Black Chinney)
DJ Felli Fel (Power 106 / Heavy Hitters)
DJ Kast One (Hot 97/ Heavy Hitters)
DJ Prostyle (BET/ Heavy Hitters)
DJ Envy (Hot 97)
DJ Drama (Pepsi Dj's)
DJ Cipha Sound (Hot 97 / MTV)
DJ Camilo (Hot 97 / Heavy Hitters)
DJ Muro (King of Diggin)
DJ Hazime (Nitro Microphone Underground)
DJ Benkay (DJ City Japan)
DJ Ty-Koh (Big Blaze Wilders)
DJ Ono (ShadyVille DJs)


TOUR / EVENT (ツアー/ イベント)
Ageha
Alife
Azure
Basq Sound Area
Block
Bloom Garden
China Town
Decant Delexe
Deep
Dj Bar Roots
Don Flex Lounge
Ebisu Liquid Room
Four
G
Giraffe
Grand Cafe
iD Cafe´
Labo
Lobby
Loft
Logos
Mairo
Mars
Nuts
O3
Onzieme
Plus Park
Radix
Real D
Red
Sam & Dave
Seven Third
Stand BOP
Studio Candy
The Bridge
Vibe
Vuenos
Water Bar praha
WeatherKing
WWW
Yokohama Bay Hall


PRESS (プレス)
アメリカのアーバン・ミュージック業界を傍から見ていると、彼らのなかではまるでワーカホリックであることが美徳とされているような、そんな印象を受ける。まさにワーカホリックとの理由でGQ誌の〈Men of the Year〉に選出されたリル・ウェインは、言わばそのシンボルといったところか。そういえば、ハリウッドにあるウィル・アイ・アム(ブラック・アイド・ピーズ)邸を訪問したとき、彼は取材と取材の合間に5分でも時間が空くとビート作りに勤しんでいた。

 DJ SOULJAHは、そんな環境のなかで育まれた男だ。

 「最初にレコードのバイイングや買い付けをやって、そのあとでレコードを作る側、レコード会社やディストリビューターと仕事をして……そうしているなかで物を作る流れがわかってきました。曲がどうやって発生するのか、とか。それをさかのぼっていくと、今度はスタジオに行き着いてアーティストがいて、みたいな。僕は買い手から始まって作り手にいくって道を通ってきてるから、自分で完パケまで作れちゃうんですよね。業界の仕組みというか、そういう知識を得られたのは大きかったです。インディ音源を作るのに、誰かを介する必要がないんですから」

 1999年に単身ニューヨークに渡り、さまざまな意匠を凝らしたコンセプチュアルなミックステープ/DVDを足掛かりに名を馳せていったDJ SOULJAHの足跡については、別掲のプロフィールだったり、www.primecuts.jpで読めるインタビュー記事を参照してほしい。そこに記されているとおり、現在彼はバッド・ボーイやデフ・ジャム、ワーナー・ブラザーズ、ソニー/コロンビアといった大手レーベルから直々にミックスDVDの製作を依頼されているわけだが、多くを語らずとも、その一点のシンプルな事実がいろいろなことを証明してくれると思う。スキル、クオリティ、そしてストリート・クレディビリティ。ちなみに、www.djsouljah.comに掲載されているDJ SOULJAHの英文バイオグラフィを執筆し、彼に〈true Souljah in the game〉と賛辞を捧げているのは、名著『Ego Trip's Book of Rap Lists』やリアリティ番組『The (White) Rapper Show』などを手掛けた人気ジャーナリストのチェアマン・マオ氏。現地でのDJ SOULJAHのステイタスは、こんなところからもうかがい知れるだろう。

 「2008年までの3年ぐらいは本当にみっちりやってました。昼間は制作、夜はクラブ、という感じで。ずっと走りっぱなしっていうか、こっちの業界のワーカホリックなひとたちのノリに近いものがありましたね。力んでいただけなのかもしれないけど、そういうやり方しかわからなかった。もう、一回一回力を使い切っていたから大変でしたね」

 いまは走り込むところと休むところをきっちりわけるようにしてる、とのことだが、現在でも年間20タイトルを超えるCD/DVDをリリースしているし、それと並行してクラブやラジオでのDJプレイ、さらには楽曲制作も行なっているのだから、以前がどれだけハードだったかは簡単に想像できる。そして、そんなDJ SOULJAHの歩みのひとつのシンボルといえるのが、先述した自身のウェブサイトだ。彼は「必要なものはだいたい盛り込んだつもり」とさらりと言ってのけるけれど、ひとりのDJが運営するメディアとして、この完成度はちょっとすさまじい。単なるプロモーション媒体や通販サイトを超えたエンターテインメント性の高いコンテンツ(ここでは最新のニュースから日本のメディアではなかなかお目にかかれない貴重なインタビューや動画、現地のトップDJによるミックス・ショウまでもが楽しめる)からは、彼のトータル・プロデューサーとしての才覚を垣間見ることができるはずだ。

 「総合職みたいなのが好きなのかもしれないですね。あと、なにをやるにしても小さいところから始めればいいんですけど、性格的にどうしても高いところにハードルを設けてしまう(笑)。なんか追いかけてないとダメなんですよね。動いてないと落ち着かないというか。作品にしてもただ乱発するだけじゃなくて、意味のあるものを出していきたいです。ひとつひとつちゃんとコンセプトを決めてやっていけば、確実に結果は残せると思う。いままでも決して大きくは上がっていないけど、ずっと上向きにはきていますから」 

 これがDJを賞賛する言葉としてふさわしいものかどうかはわからないが、DJ SOULJAHは本当に〈ちゃんとしている〉。本来であれば、現地でも定評のあるスクラッチ・テクニックやミックス・センスだったり、バイヤー経験で培われた豊富な音楽知識を讃えるべきなのだろうけれど、彼の勤勉で生真面目で丁寧な姿勢もまた、それらと同じぐらい評価に値すると思うのだ。将来的にはオリジナル・アルバムの制作も視野に入れているというプロデューサー・ユニット、CUT CREATOR$としての活動が日々活発化してきていることを考えると、今後は国内でもDJ SOULJAHの仕事に触れる機会が増えてくると思うが、彼のパッションとアティテュードは日本の音楽業界にもたくさんの刺激と示唆を与えてくれるにちがいない。

 「前はニューヨークに固執していたんですけど、いまは自分のキャパシティを狭めるようなことはしたなくないですね。なるべくフィールドは広くしておきたいと思ってます」

 クラブ・プレイ一筋、という職人気質のDJに強く惹かれる。でも、DJという職業の可能性をとことんまで追求していくオールラウンダーもとても魅力的だ。はたして、DJ SOULJAHは我々にどんな景色を見せてくれるだろう。


TEXT BY. 高橋 芳朗